ボクサーVS女子レスラー ページ7 「すっごい勢いで出してたよねー」 「私、男が精子出すところ初めて見ちゃったー!」 「あーあ、カメラ持ってきてたらなぁー・・・」 「メグミ、あんたの彼にも同じことやってあげなさいよ、 きっと喜ぶんじゃない?」 「バカ言わないでよ! 私の彼は あいつみたいに変態じゃないんだからっ!!」 「アンタ達、もう満足したかい?」 「はい、とっても面白かったです!」 「いろいろと参考になりましたー」 「早くとどめさしちゃってくださいー!」 「とどめか・・・ じゃあその技は何にしようかねぇ・・・」 女共が口々に何かを言っている。 しかし、俺の頭は真っ白で、もう言葉の意味を判断することが できなくなっていた。 それほどにさっきの射精は強烈だった。 オナニーや普通のセックスでは 決して味わう事のできない快感だった・・・ 「じゃあ、高野さん十八番のバックブリーカーでどうですか?」 「あ、それいいー! それお願いします!」 「フフフ、じゃあそうしようか」 「やったー、さすが高野さん!!」 「話わかるよねー!」 「よし。じゃあ、いくよ」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ああ・・・高野がこっちに向かって歩いてくる・・・ 俺はコーナーにもたれたまま、その光景をボンヤリと眺めていた。 やがて奴は俺の右腕を掴んで宙に持ち上げ、いったんその体を 背中に仰向けして乗せ、それから俺の左足と喉元辺りを掴み、 下腹部を頂点にするように弓なりに曲げ始め・・・ 曲げ・・・はじ・・・め・・・ 「がは・・・ぁぁぁ・・・ァァッァ・・・!!!!!!」 今までの痛みとは種類の違う、恐ろしいまでの激痛。 最高の快楽で夢心地だった俺は一瞬で 目を覚まさせられることになった。 「あ・・・がぁぁ・・・あぐ・・・・!!!」 呼吸ができず、呻き声すらちゃんと出ない。 そんな中 「どうだい金本。気持ちいいだろ? アタシねぇ、一度でいいから人間の おしりと背中がくっついている状態ってのを見てみたいんだよね。 だから協力してもらうよ!!」 という、高野の悪魔の宣告を聞いた。 …冗談じゃない! そんな事されたら俺は死んでしまう!! なんとか、なんとかしなきゃ・・・! でも完全にキメられてしまっていて、逃げられない・・・!! ゴキッ、ゴキリッ 高野が腕に力を込める度、腰がひしゃげていって 未知の擬音を立てている。 腰と股間がやけるように熱い・・・!! え・・・股間・・・!? そう、高野のバックブリーカーによって、またしても 俺の股間は大きくなり始めていた。 「うわー、またあいつ勃起してるー!!」 そうか・・・そうなのか・・・ 「やっぱり変態よねー」 ・・・本当に俺は、女に負けて痛めつけられて 興奮する変態だったんだな・・・ やがて・・・ 「さあ、終わりだよ!!」 ボキィィィィィ!!!!! 俺の腰の骨は折られ、高野が望んだ通りの 尻と背中がくっついた状態になっていた。 ・・・だが、俺はまだ生きていた。 そんな醜い姿になっても死ねずにいた。 そしてペニスも射精する事を叶えられずに勃起したままだった。 ・・・はぁ・・・はぁ・・・ ・・・このまま死にたくない・・・ ・・・イキたい・・・ ・・・おもいきりイキたい・・・ 切なさで自然と涙が溢れ出てくる。 そんな俺の顔を、高野が優しい表情でのぞき込み、 そして言った。 「・・・イキたいのね?」 「・・・・・・」 「イキたいんでしょ? 最期におもいっきり射精したいんでしょ?」 「・・・・・・・・・うん」 「じゃあ、ちゃんとお願いしなさい」 「頼む・・・手で・・・やってくれ・・・」 「そうじゃないでしょ? 『高野 忍様、最期の思い出に貴女様の手で 僕の粗チンをシゴいてイカせてください』 ってお願いしなさい」 「・・・・・・・・・・・・・・・」 「嫌ならいいんだよ? 満たされないまま最期の時を迎えたいならね」 「ぐす・・・うう・・・そんなの・・・嫌・・・・・・」 「それならさっき言ったようにお願いしなさい!」 「・・・うぐ・・・ 高野・・・忍・・・様・・・最期の・・・ 思い出に・・・貴女様の・・・手で・・・僕・・・の 粗・・・チンを・・・シゴい・・・て イカ・・・せて・・・くださ・・・い・・・・・・」 「フフ、よくできました」 高野…様は、俺の醜い体を元のように伸ばして戻し、 それからペニスを握って俺の体を持ち上げると 「どうだい? とっても気持ちいいだろ?」 激しく上下に振り始めた。 ・・・俺の人生最期の出来事は・・・ ・・・同い年の女の子と勝負して負けて・・・ ・・・大勢の前でいたぶられ、弄ばれ、犯される・・・ ・・・なんという屈辱・・・ 「じゃあね。さよなら」 ・・・そして、なんという快感・・・ 俺の最後で最高の射精はしばらく止まらず辺りに飛び散り、 リングの上はさながら、赤と白の絵の具で彩られた キャンバスのようになっていったのだった。 終わり [TOPへ]