ボクサーVS女子レスラ−
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俺はあの後奴らの挑発にのり、ボクシング部室でトランクス
に掃き代えた後
女子レスリング部の部室に入っていった。
どうやら練習が終わった後らしく、あの三人以外は誰もいなかった。

「香の方はスタンバイOKだよ、さっさとアンタも
 リングに上がりな」

ただでさえ大きい女子レスリング部長の声が、部屋の壁に反響して
よりいっそう迫力を増している。
そうそう、さっき入り口の横に貼ってある部員名簿を見て
こいつの名前を思い出した。
この大女は 高野 忍 っていうんだったな。
そしてもう一人の奴が副部長の 澤田 和美 だ。

「言われなくてもすぐに上がってやる。そして、香ちゃんを
 倒したら次はお前の番だからな・・・!」

そう俺が凄んで言っても、高野は例のように
蔑んだ顔でにやりとしただけだ。

もういい、こういう奴らには口で何を言っても無駄だ。
見てろ・・・男の恐さを思い知らせてやる・・・!!!

「ふふふ・・・金本さん。この試合のルールですけどね」

リングに上がると、冷たい笑顔をした香ちゃんが
向かい側のコーナーから話しかけてきた。

「プロレスの技を使ったら金本さん死んじゃうかもしれないから、
 パンチだけのボクシングルールで闘ってあげますね」

「く・・・ぐぐぐ・・・!」

ちくしょう・・・ちくしょうちくしょうちくしょう!!
俺は香という女に対して殺意すら芽生えてきた。

「じゃあ、ゴング鳴らすよ!」

ああ、早く鳴らせ!!
一刻も早くこの女共を黙らせてやりたい!

カーン!!!

そしていま、待望のゴングが鳴らされた。
俺はゴングの音と同時に香に殴りかかった!
手の届く位置で素早くダッキングした後、渾身の左アッパーを
右脇腹にめり込ませる!

ボスッ!!!

手応え抜群! これで終わったな。
これから香は両手で右脇腹を抑えながら、リングの上を
醜く転がりま・・・

・・・
・・・
・・・なにッ!?

俺の渾身のアッパーを受けたにも関わらず香は、何事も無かったような
表情をして俺を見下ろしている!?

「クスクスッ、どうしたんですか金本さん。もう殴らないんですか?」

ば、ばかなッ・・・くそっ!!!

ボスッ!! ガスッ!! ガツッ!!

続けて香の腹に幾度となくパンチを打ちつけるが、この女は
苦痛に顔を歪ませるどころか、笑みすら浮かべている。
逆に俺は全力のラッシュによってすっかり息が上がってしまっていた。

「ふふふ、私達レスリング部員は、打たれ強くなるために
 毎日高野さんにおなかを蹴ってもらってるんですよ。だから
 金本さんのへなちょこパンチなんか何発受けても平気です」

ハァ…ハァ…そ、そんなバカな・・・

「じゃあ、今度はこっちからいきますよ」

そう言うと香は拳を目の高さに構え、戦闘体勢をとった。

「じゃあ、まずは左ジャブ!!」

馬鹿みたいに事前に宣言して
左拳を俺の顔めがけて突き出してくる香。
そんなに速くはないが、今息のあがってる俺には
上体だけでかわすのはキツい。
とりあえず右腕でガード・・・

ガキィッ!!!!

「がはぁッ!!?」

そ、そんなッ!!
香の左ジャブは俺のガードを突き破って俺の顔面にヒットした。
なんて重いパンチなんだ!?

「次は右ストレートです!!」

やばい!離れなくては!
俺がそう思った矢先・・・
バックステップするよりも早く、香の右が 俺の顔面を直撃していた。 「ァァァ・・・!!」 声にならない叫びをあげながら俺は後ろに吹っとび、 その場で大の字になって気を失った・・・
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