「はあっ、はあ、ううっ、くっ、うくっ、うっ、あぁっ」 自慰の快楽から発せられるくぐもった声が、静寂の闇の中に溶け込んでいく。 先程からかれこれ20分以上もこの手淫は続けられているのだが、一向に果てる気配がないのである。 しかし、この行為に性的興奮を得られているのは、彼の口から漏れ出ている 熱い吐息交じりの喘ぎからも十分察せられるし、彼もまた、己の男性自身が 経験した事のないほどに怒張しきっていることに内心驚いていることからも判る。 (はあ、はっ、ふうっ、しかし、なんつう張り詰めかただ!もしこいつに針でも刺さろうものなら、破裂しちまうんじゃねえか? それにしてももう少しでイけそうだってのに) 彼が焦燥感を感じているのにも無理はない、手淫を開始してからかなり経つが、射精への高ぶりは既に 初期の段階から自覚しており、波状のように襲いかかる暴発の兆候も10や20ではないのだ。 つまり彼は臨界点を迎えながらも決して達することのない快楽の無間地獄に陥っているのだ。 けれどもこの無間地獄も30分も過ぎようとしたあたりで、とうとうゾロ自ら射精を諦めベッドに体を投げ入れたところで終了した、なにか。 (何故こんな事おっぱじめちまったんだ・・・?ふぅ〜〜〜。 結局イけずじまいか、てめえでやんのも久しぶりだから、コツを忘れちまいましたってか?馬鹿馬鹿しい) そう思うと自虐的な笑みを口元に浮かべた。  そもそも何故こんな行為を始めてしまったのか考え込むと脳裏にあのくいなにそっくりな女剣士の姿が浮かぶ。 (まさかいくら似てるからってこんな筈はねえ!なんかの間違いだ) そう思い込むと強引に自らをまどろみの世界に誘って行った。 [たしぎ編・3ページ]
動画 アダルト動画 ライブチャット