「ヨ・ヨ・ヨーコ先輩!!!」 彼女こそがアリシアの紹介した猛者だったのだ。 チームの中では暴れん坊で他のチームの選手からも猛牛ヨーコと恐れられていた。 「わー!久しぶりい!いま出所したきー!ところでそのゴミみたいな男どしたの?」 「・・・・・・・・・・」 沈黙している。 「弱い者をよってたかっていじめやがって!アンタら!しばくぞお!!」 カロとゴジラはヨーコの恐ろしさを知っていたが意を決して飛び掛っていった。 二人は同時にヨーコに体当たりを食らわした。 二人合わせると何と400kgを超える体重だ!!しかし、吹っ飛んだのは二人の方だった! ヨーコの下半身は地面に根差したか大木のようだ。 何とあの巨体を誇るカロの脚がやや貧弱に見える!! 「ゴッちゃん!アンタ、主力選手じゃきい、血い見るとチームん迷惑掛かろうに!!止めとき止めとき!」 ヨーコは二人の巨女をまったく相手にしていない! 二人は歴然とした力の差に反抗を諦めた。 そしてアリシアからメールを受けた選手のそばに行き、「ガシーッ!!」と頭を小突いた。 「アンタがついていながら何じゃあ!もっとすることあるでしょうに!!」 「ス・スンマセンっす。こいつらの服持ってきてあげな」 新入りに命じた。 「ところでこの可愛いのどこから拾ってきたんかいのお?」 新人が持ってきたコンペイ達私服の中からハーキュリーの紋章のバックルを取り出してアリシアからの依頼を説明した。 「実はアリシア先輩からはそう頼まれたんです。だけどあんまり可愛いんで・・つい」 「そうか・・アリシアさんが私を御指名ね。こんな可愛らしい男が2千人もいて、暴れられるなんて、楽しそうね。 よし今日でこのチーム辞めるわ。今じゃ、外人もこじゃんと来とるし、あたし一人おらんでもいけるゃろう」 「それからカロやみんな!弱いもんいじめしちょったら、なぐり込みに来るわよ」 といって、上半身のTシャツを破って脱いだ。 スポーツブラ一丁になった背中や腹部には無数の傷跡があった。 そして広く筋肉がひしめく背中には黒い猛牛の入れ墨を選手達に見せてすごんだ。 こうして暴れ牛と呼ばれたヨーコゲッターランドは瀕死のコンペイと気絶しているニコを片手に抱え、カープの巨大体育館を後にした。 ラクタロウは体育館の騒ぎを聞きつけて消火栓の中に隠れていたため、ヨーコの後ろにくっついて体育館の脱出に成功した。 ヨーコはアーチ型の古い端がかかる川の畔でコンペイとニコを医者に連れていき治療した。 「アンタらも苦労したんなあ。そんだけクイーンズビレッジが大変なんじゃろな?よし、折角 危険を冒してここまで来たきい、わしの舎妹も連れていくわ。」 それは、ヨーコが服役している時にヨーコを慕っていたアンドレアという巨女だった。 彼女もヨーコに負けず気が荒い女としてこの地方で知らない者がいない程有名であった。 4人はアンドレアの釈放されるまでの1週間レッドシティーで暮らし、時期を待つこととした。 3人の男達はヨーコの豪放磊落でさっぱりとした性格に惚れ込み、彼女を主人と慕い、忠実な僕となっていった。 [セブンシスターズ・19ページ]
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