2)魔境の実体 コンペイは4人の男達に、クイーンズビレッジから来たことを話した。 4人のうちの一人ラクタロウという黒人の小男がこの街の事情を二人に説明した。 彼ら4人はニコやコンペイよりも小柄で120cm程度の背で、手足は青白く、か細かった。 「ここ、レッドシティーに住む未婚の男性は全員、街の管理局に収容されて身の安全を保証されるんじゃ。 わし達それが犯罪人みたいゃけん、自由を求めて脱走したって訳じゃ」 「身の安全て何のこと?」 「外から来た男の人はわからんかもしれんのお・・あんたら街歩いてて何か気付かんかったかいの」 「男の人を全然見ませんでした。それと・・、女性が皆大柄ですね。」 「ほじゃろ!たぶんこの国で一番体格が良いじゃろ。それにあいつらにとって、男は全て 女性の所有物程度にしか考えちょらんのよ。 これまでにも仲間が玩具みたいにされておかしくなった奴はいっぱいおる。 だから、女性は男性を限りある資源として収容するのや。 この額の数字はわしら男達の住民基本台帳なんじゃよ」 この地方は東や西の地方とは違い極端な女尊男卑体制が敷かれており、男性は メスのペット以下の立場となっている。 町はずれにある見せ物小屋ではメス犬やメス猫の秘部を大事そうに舐める男をショーとして 見せる店があるほどである。 女性男性とも、女性→メスのペット→女性の所持品→男性→オスのペットといった階級ががっしり決まっていた。 「いいか、旅の方、こんなところは早う逃げた方がええぞ。 できれば俺たちも連れて入ってくれると嬉しいのだが・・」 ニコは言った。 「女性ってそんなに恐ろしいですか?ここに比べると私達の村は暮らしやすい所ですよ。 女性達は皆優しく、我々男性を守ってくれます。」 するとラクタロウが反論した。 「それはあんた達男性の人数が増えそうに無いから大事にしているだけのことじゃ。」 「・・そうかもしれないなあ・・」 二人は顔を見合わせた。 バイクのエンジン音が響いた。どうやら1台ではないらしい。 カツカツカツカツ・・ その後、重厚なヒールの音が駐車場南側に響いた。 「やばいっ、つけられていたかも!!」 6人は靴音と反対の方向に逃げた。 [セブンシスターズ・11ページ]
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